猫と暮らす家

長足マンチカンのはなちゃんと猫飼い初心者のアラカン夫婦の暮らしを綴ります。

マンチカンってどんな猫?足が短いだけじゃない?!

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ようこそ当ブログ「猫と暮らす家」にご訪問いただき、誠にありがとうございます。このブログは、アラカン夫婦と足長マンチカンねこのはなちゃんとの暮らしについて書いています!


ウチのアイドル猫はなちゃんの猫種は「マンチカン」といいます。
今日は「マンチカン」について、ご紹介したいと思います。

マンチカンとは


こんな方に読んでいただきたい
  • これから猫を飼いたいと思っている方
  • どんな猫種がいいか迷っていらっしゃる方
  • マンチカンという猫のことが知りたい方 など
にゃん!


マンチカンの特徴


マンチカンの身体的特徴

マンチカンの語源は、英語の「munchkin(マンチキン)」から来ており、「非常に小さい人」「可愛い人」という意味があります。オズの魔法使いに出てくる小人たちもマンチキンです。

顔は丸みを帯び、もっとも特徴的なのは脚で、とても短くて、よちよち歩く姿が愛らしいと、大変人気があります。

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しかし足が短い子が生まれるのは実は、全体の約2割ほどと言われています

その希少性から、短足種の売価はたいへん高額で取引されています。

一方、残りの8割は長足で生まれてきます。

うちのはなちゃんも長足です。丸い顔という特徴はありますが、見た目は一般的な猫とあまり変わりません。


はなちゃん
はなちゃん

はなちゃんの足は長くてかっこいいにゃん!

犬のダックスフントやコーギーのように短足で胴長の動物は、ヘルニアなどの関節疾患に罹りやすい宿命を背負っていますが、マンチカン短足の場合は、極端に胴長の個体でない限り、その心配はあまりしなくてよさそうです。しかし肥満になれば、足や腰に負担がかかりますので、十分な運動をさせるなど体重管理は必要です。

短足種でも、運動能力に問題はありません。足は短くても筋肉がしっかり発達していますので、他の猫同様ジャンプが得意ですし、元気に走って遊びます。

マンチカンの性格は?

遺伝的なものや生まれた環境にも因りますが、概ね、好奇心旺盛で人懐っこいこが多いようです。

ウチのはなちゃんも、飼い主が何をしているのか、じーっと観察して、ちょっとでも気になればそばにきて、クンクン匂いを嗅いだり、飼い主の邪魔をしたりします。新聞を読もうと広げれば真ん中にどかんと座り込み、パソコンを開ければ机の上に上ってくる、クローゼットを開ければどこからともなく走ってきてササッと中へ潜り込んでしまう。油断も隙もありません。

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新聞の上で大欠伸のはなちゃん

はなとも
はなとも

はなちゃんは眠たい時とご飯が欲しい時だけ甘えてくるけど、抱っこされるのは嫌いだよね?

はなちゃん
はなちゃん

こういうのをツンデレっていうのかにゃ?


マンチカンの歴史


猫種としての歴史は浅く、1995年に「TICA」(ザ・インターナショナル・キャット・アソシエーション)に新種として認定されました。足が極端に短いという身体的特徴により、健康に問題があるのではないかという懸念が拭えず、長年にわたって論争されてきました。

それ以前も、世界中で突然変異体としての短足猫の存在は知られていました。1944年イギリス獣医による極めて健康体の短足猫の研究発表がされたのをはじめ、ソビエト連邦やアメリカ合衆国などでも研究は続き、いずれも健康に問題なし と結論づけられました。

本格的に繁殖が始まったのは、1983年、アメリカ合衆国ルイジアナ州でトラックの下で生活していた短足猫が保護され、様々な研究の対象となりました。健康体を確認したのち、通常の足を持つ個体との交配を試みた結果、短足種が誕生しました。これ以降、ブリーダーによる異種交配などが盛んに行われるようになります。

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マンチカンの交配に関する問題

マンチカンの繁殖が進むにつれ、色々な問題点がわかってきました。短足種の個体がなにか特別な問題を抱えているわけではありません。

短足同士で交配を行うと短足が生まれる確率は高まりますが、死産や奇形が多く生まれることがわかりました。短足は顕性(優性)遺伝であり、親の矮性(小さくなる性質)遺伝子を両親から引き継ぐことで、同型(ホモ)接合体となるために病的形質が生まれる可能性が高まると考えられます。よって、短足同士の交配はすべきではなく、TICAでは、潜性(劣性)遺伝子の長足マンチカンか、非純血種(雑種)との交配のみ認めています

被毛は、短毛と長毛、どちらもおり、毛色も様々な色が存在しますが、これは遺伝子プールを避けるための異種交配をしてきた結果と言えるでしょう。

最近の純血ミックスブームを背景に、大きな問題が生じています。マンチカンと同様に大変人気がある猫種、耳折れが特徴的なスコティッシュフォールドと、短足マンチカンを交配した、短足で耳が折れた猫が登場しました。「耳折れマンチカン」や「スコマンチ」などと呼ばれ、その可愛いらしさから、SNSやメディアで注目されました。

そもそも耳が折れる遺伝子は奇形遺伝子で、耳折れ猫はみな軟骨の奇形を有しています。成長段階で、四肢の重篤な関節炎、骨軟骨異形成症を引き起こす個体は、少なくありません。

良好なブリーダーはこれらを熟知し、危険因子の交配は行なっていないと思いますが、先述したとおり、短足種は高く売れるため、短足同士や耳折れ猫との交配を繰り返すブリーダーが残念ながら存在します。他国では、そういった交配を法律で禁止している国もありますが、日本にはまだ規制がありません。


後記


子猫なら猫種に因ることなく、みんな好奇心旺盛で、元気よく動き回りますが、マンチカンの好奇心は、成猫になってからも衰えないといいます。人といることが大好きで、飼い主を追って、家中ついて歩く姿は、本当に愛おしいです。

マンチカンといえば短足種という固定概念は、この際どうぞお忘れください。
筆者は、足長のマンチカンをお勧めします。

はなとも
はなとも

はなちゃんはお家に来て幸せかな〜?

はなちゃん
はなちゃん

そんなことより早くご飯が食べたいにゃん・・